デカい葉っぱの間から、ニョキニョキっと大きな花蕾が出てきました。アーティチョークの大きな株の中で、このツボミが唯一食べられる部分です。


多年草のアーティチョークですが、温暖な地中海沿岸生まれ、日本の多湿な夏や寒い冬にはからっきし弱く、日本では比較的暖かい当地横浜でも、花が過ぎる晩秋には毎年枯れてしまいます。


そんなわけで、アーティチョークは一年草扱い、蕾を食べたい!となったら、前年の秋に種まきして小苗で冬越しさせれば、初夏には写真↑のような花蕾を出してくれます。


ただ、アーティチョークの旬は極めて短く、うっかりすると、数日でガクが開き、すぐに花が咲きます。

アーティチョークの花、ガクが開く。


もうこうなると、アーティチョークの花芯、ハートと呼ばれる可食部は硬くなって食べられません。まー、世の中には、この辺を割り切って"観賞用"としてアーティチョークを植えてる人も多いとか。


確かに、開いた花はキレイです。

アーティチョーク、花が開く。


アーティチョークの花、昨年7/2撮影。


それでも葉っぱが2m四方に広がるアーティチョーク、市民農園ではかなりの異端児?扱いで、私以外は誰も植えてません。まー、花芽は一気にたくさん出るので、私も大きめからいくつか収穫したら、小さめは残して、花を楽しんだりしています。


ちなみに、収穫して食べるアーティチョークの花芯、ハートはこんな感じ。

アーティチョークのハート。


切り取ったアーティチョークのツボミ(写真↑のように、ガクが少し開き始めたくらいが採り頃)から外側の固いガク、柔らかい花芽、茎を取り去ると、写真↑左の円盤みたいな花芯、ハートが残ります。この時、花蕾を酢水に浸しながらやると、ハートの変色(黒ずみ)が防げます。


アーティチョークハート、上から見る。


これをスライスしてオリーブオイルで炒め、パスタに混ぜたりするわけですが、今回は生食を試します。


アーティチョークハートのカルパッチョ。

作り方はめちゃカンタン。


アーティチョークハートを薄めにスライスして、オリーブオイル、塩胡椒(ハーブソルトがオススメ)、食酢(あればレモン汁)を適量、かけるだけ。


タケノコのような食感、カルパッチョの酸味の後に淡い甘みが残る感じ、白ワイン、ビールともよく合います。アーティチョーク、蒸したり、炒めたりも美味しいですが、手軽な生食も悪くありませんでした。



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